資格取得のメリットを知ることで目的が明確になるため、勉強のモチベーションもキープしやすくなります。下記のメリットを参考に「何のために取るのか」を考えてみましょう。

資格手当として、基本給に上乗せする形で支給する企業もあります。金額は企業によってまちまちですが、資格取得費用が数ヶ月で回収できたケースもあるようです。資格が評価され、昇給にも繋がりやすいでしょう。

資格取得で業務の幅が広がるため、キャリアアップのきっかけになることが多いようです。建設業や製造業のリーダーポジションでは、特定の資格取得が必須な場合もあるので、キャリアプランに合わせて検討するのもよいでしょう。

職種によっては応募条件に特定の資格を挙げているため、求人の選択肢も増えます。ニーズのある資格であれば、選考でプラスに働くケースもあるようです。できることが増えるため、適職に出会える可能性も高まるでしょう。

資格取得について、ハードルが高いと感じる方もいるかもしれませんが、製造業や建設業などに関連する資格の中には、比較的取得しやすい資格があるのをご存知でしょうか。次項でご紹介します。

製造系の仕事では、資格の難易度とニーズは必ずしも比例しません。ここでは、短期間で取得しやすく、ニーズのある資格をピックアップしました。18歳以上であればどなたでも受験できますので、参考にしてみてください。

フォークリフトの運転に必要な国家資格。講習時間は学科と実技を合わせて35時間（最大5日間）で、各講習後の試験に合格すれば取得できます。物流業での荷捌き、建設業での資材運搬のほか、港湾ターミナルや空港など、幅広い場所で活躍できる資格です。求人で応募条件として記載されていることも多いため、取得して損はない資格ではないでしょうか。

【講習科目免除の免許・資格】
・普通自動車免許
・大型自動車免許
・大型特殊自動車免許
・「フォークリフトの運転の業務に係る特別教育」の修了者（3ヶ月以上）

【取得費用】
23,000円～54,000円程度（科目免除や各指定教習機関により異なる）

【取得にかかる時間】
2～5日間（科目免除により異なる）
・学科講習11時間（免除者／最短7時間）
・実技講習24時間（免除者／最短4時間）

「玉掛け」とは、工場や建設現場などで、重い荷物をクレーンで持ち上げる際、フックに荷物掛け外しをする作業のこと。玉掛け技能講習は、つり上げ荷重1t以上のクレーン、移動式クレーン（またはデリック）、揚貨装置による玉掛け作業をするのに必要な国家資格です。クレーン免許も必要になることが多いため、一緒に取得するケースが一般的。建設現場のほか、製造業、倉庫業、造園業などでニーズが高く、取得すると転職の選択肢も広がるでしょう。

【講習科目免除の免許・資格】
・移動式クレーン
・クレーン・デリック運転士免許
・揚貨装置運転士免許
・小型移動式クレーン運転技能講習修了者
・床上操作式クレーン運転技能講習修了者

【取得費用】
20,000～40,000円程度（科目免除や各指定教習機関により異なる）

【取得にかかる時間】
2～3日間(科目免除により異なる)
・学科講習12時間（免除者／最短9時間）
・実技講習7時間（免除者／最短6時間）

つり上げ荷重が5t未満の小型移動式クレーンを操作するための資格。5t未満のレッカー車タイプも操作ができます。土木や建築現場で資材の吊り上げ作業のほか、大型荷物の積み下ろしにも必要となる資格のため、トラックドライバーの方にも人気。この資格を持っていると、上位資格の「移動式クレーン運転士」の科目が一部免除になるため、クレーン免許の入門としてもおすすめです。

【講習科目免除の免許・資格】
・クレーン・デリック運転士免許
・揚貨装置運転士免許
・床上操作式クレーン運転技能講習修了者
・玉掛け技能講習修了者
・車両系建設機械(基礎工事用)運転技能講習修了者

【取得費用】
30,000～43,000円程度（科目免除や各指定教習機関により異なる）

【取得にかかる時間】
3日間
・学科講習13時間（免除者／最短10時間）
・実技講習7時間（免除者／最短6時間）

アルフアでは、一部の現場で就業時に必要な資格を全額会社負担で取得できますので（※）お気軽にご相談ください。
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